どうも、waohn(@waohn_)です。
音が前へ後ろへ、右へ左へ動く音、
耳がぞわぞわするような音がするバイノーラル録音。
耳フェチの方にはたまらない音源ですが、
海外ではではASMRという名前でも浸透しています
これは「Autonomous sensory meridian response」の略のようで
「人が聴覚や視覚への刺激によって感じる、心地良い、頭がゾワゾワするといった反応・感覚」といった意味になるそうです。
僕も楽曲などで実験的に使用しているものになります。
このバイノーラル録音って一体どういうものなのか?
調べたり、実践したみた事を踏まえて解説してみようと思います。
ステレオ録音との違い
まず、バイノーラル録音とステレオ録音とは全く違うアプローチである事を確認しなければなりません。
ステレオ再生とは、適切に2つ以上のマイクを立体的に配置して、リスナーから見て実際に音が鳴っている方向から適切にパンニング処理されている音源…
「平面の音」「2Dの音」とイメージしていただけると解りやすいと思います。
またもう一つの特徴として、何となく「2つのスピーカーの中心から音が鳴っているように聞こえる」のがステレオです。
これはヘッドホンやイヤホンを通して音楽を聴いたとしても同様で、
「何となく頭の中心で音楽が鳴ってる気がする…」と気づかないでしょうか?
イメージがつかない方は、片耳を外してみてください。
そうすると当然はっきりと片側だけから聞こえますが、改めて両方にすると音が頭の中心で鳴っている気がしませんか?
それに対してバイノーラル録音は、
マイクを耳に入れて人が実際に聞こえる形で録音ができる
というものです。
こちらは「立体の音」「360°、3Dの音」というイメージです。
バイノーラル録音でまず重要なのは、
- 人の耳から聞こえる音
を収録するというところです。
ただマイクが2つというわけではない
バイノーラル録音では「イヤホン型のマイク」を人の耳に入れて録音をします。
そして、実際に耳で聞こえる音を収録するわけです。
簡単に図解するとこんな感じ。
「じゃあ、別に耳に入れなくてもマイク2つで録音すればいいじゃない?」と思う方もいると思うので、
マイク2つだけで録音するとどうなるか…
これでは、バイノーラル録音が成立しません。
これも少し面白いですが、バイノーラルマイクを耳に入れずに録音しても立体音響にはなりません。
なのでバイノーラル録音で重要なのは、
- 人の頭の質量がある(骨振動)
- 人の耳の形がある
ということも重要になります。
バイノーラル録音をするための機材は?
基本的に、
- バイノーラルマイク
- 自分の耳と頭
があれば、すぐに録音ができます。
バイノーラルマイクは用途にもよりますが、
iPhoneなどのiOSで使えるものであれば、僕も使用していますがこんなものもあります。
レコーダーが必要になりますが、もう少し手軽なものだと
本格的なものであれば、
【ETYMOTIC RESEARCH ( エティモティックリサーチ ) / ER4B Black】
などがあります。
また、
添い寝ボイスなどにあるような一人で録音するシチュエーションでは、
- ダミーヘッド
が必要になってきます。
しかし、ちゃんとしたダミーヘッドを用意すると数十万レベルのものになってしまうので、
一体型のものを選ぶと良いかもしれません。
これらの選択肢は用途によって選択するのが良いと思います。
レコーダーも持ち運びができやすいものだとなお良いですね
まとめ
まだまだ発展途上にあるバイノーラル録音という市場ですが、
VRやARが普及していく上で、もっと発展していく分野ではないかと考えています。
【無料】バイノーラルプラグイン、David Poirier-Quinot「Anaglyph」無償配布開始! https://t.co/klA8uQWDrE @universe_exさんから
— ゆにばす(シンセサイザー/ゲーム音楽) (@universe_ex) October 24, 2018
バイノーラルプラグインがあると聞いて、
これは本物のバイノーラルマイクとの比較をしなければと…— 隣町本舗 | M3春 第二 2F シ-06z (@tonarimachi_oz) October 26, 2018
logicではこのプラグインが対応していませんでした。
そんな話。
それでは!
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