最近、シンガーさんから「ミックス、簡単にできるものを教えて欲しい」と聞かれることがあるのですが、自分が回答するとしたら下記の3つのプラグインを紹介します。
(EQを除く)この3つを挿すだけで、ある程度のクオリティは担保できるはずです。

Logic純正のEQをはじめに挿す

まずはlogic純正のEQを挿しましょう。
大体100kz以下の音は不要になるので、ここは初めからバッサリ切っちゃっても良いと思います。
(男女で色々設定の差があったりするかもしれませんが、この辺はだんだん覚えていくと良いかも。まずは何も考えずに100kz以下をローカット)
waves「Vocal Rider」

次に定番のwavesから、Vocal Riderです。
「音量を一定に整える」というプラグインで、サビの大きく張る声とAメロでめちゃくちゃ差があったりする、ものをいい感じに音量を調整してくれるめちゃくちゃ便利なプラグインです。
プラグイン無しで同じこともできるんですが、「手コンプ」と呼ばれるようなめちゃくちゃめんどくさい作業をする必要があるので、それを数千円で解決できるのはかなりのアドになると思います。
Vocal Riderをうまく
使うコツ
- 一番上の「Target」を一番大きいボーカルの箇所からちょっと低めを狙う
- 真ん中の「Rider」を±3くらいに抑える
と、いい感じになると思います。
ここから始めて、自分のボーカルに合うセッティングを見つけましょう。
NoiseAsh Audio「Vocal Finalizer」

これを挿すだけで1発で「今っぽいボーカル」になります。本当にすごい。
よくメジャーアーティストのミックスで聴くようなザラっとしたボーカル。
Vocal Finalizerをうまく使うコツ
プリセットも色々あると思いますが、基本的には何も設定しない初期値がかなり良いです。
そこから、
- 「reverb」を「short」にする
- あとは「INTENSITY」を触ってしっくりくる場所を探す
で、良い感じのセッティングを見つけると良いと思います。
似たようなプラグインにwavesのJJP Vocalsがあったりしますが、これは完全に好みですね。
(こっちの方が使っている人は多いかもしれませんが、ハイがキンキンするというか良くも悪くも「waves」っぽい音になるので好みかもしれません。僕はJJP VocalsからVocal Finalizerに乗り換えました)
Sonnox「OXFORD INFLATOR」
やることは「一番最後に刺すだけ」。本当にこれだけ。
クリップ(音割れ)を防げます。
OXFORD INFLATORをうまく使うコツ
- 「EFFECT」を加えてみると、何故か音が太くなります
これは歌っている曲や雰囲気次第なので、場合によって使い分けていくと良いと思います。
まとめ
本当にこれだけで「っぽい」ボーカルになるので嬉しい。
自分も仮歌を送る時は基本このセットを挿したものから始まるし、なんならこれ以上プラグインを挿すことはないかも。
他にもピッチの調整とかあったりするかもしれませんが、それよりもなんか良い感じのプラグインセットの方が知りたい人がいるかもしれませんのでまとめてみました。
誰かのお役に立てると嬉しいです。
それでは。
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