音楽配信ハードルがかなり下がってきたことで、色々選択肢が増えてきたと思います。
自身での音楽配信も6年ほど続けて見た感覚で、「音楽配信は「BIG UP!」と「TuneCore」どっちがいいの?」をまとめてみようと思います。
結果から言うと絶対に「TuneCore」の方が良い
以前はBIG UP!の方が良い部分もありました。
例えば、
- Avexが運営しているので国内キュレーターが多くプレイリストに乗りやすい
- 無料配信プランがあるので配信ハードルが低い
あたりがBIG UP!のメリットだと思います。
ただし、デメリットも多く感じてきました。
BIG UP!のデメリット① YouTubeのコンテンツIDに全然引っかからない
結構大きめの理由がこれ。
楽曲収益の大きな部分は「自分の僕がYouTubeでカバーされた時の収益分配を受けることができる」が結構バカにできない金額で入ってきます。
そのカバー動画が消えない限りずっと入ってくるので、ほぼ印税に近い。
(自分の場合はYouTube登録者数数十万の人たちにカバーされている楽曲も多いので、毎月の収益としてはバカにならない)
なのに、
BIG UP!で配信した楽曲、本当にYouTubeコンテンツIDに引っかからない。
これ本当に腹が立つ。
明らかに自分で観測できているのに、全く紐づいていないっぽくてただただ向こうの収益になってしまっている可能性がある。
しかも、問い合わせても「自動マッチングなのでこちらではどうしようもありません」しか回答が返ってこない。
これでは自分で楽曲を配信している意味があまりない。
(もちろん、カバーをされることだけが前提ではないが、やっぱり自分に収益入ってくると嬉しいし、もっとたくさん宣伝してみんなで大きい楽曲にしたいと言う気持ちも生まれてくる)
BIG UP!のデメリット ②配信タイミングが決められない
これも地味に困る。
やはりリリース日は祭りとしたいので、これを自分であまりコントロールできないのはちょっと辛い。
大体1ヶ月後のリリースになってしまうのを理解して使用する必要がある。
逆に、BIG UP!のメリット
(言葉を選ばずに言うと)雑にリリースできる
じゃあ、全く良いところはないのかというとそうでもなく、
例えば、
- 誰かと共作で制作したんだけど、リリース費用を折半するのが難しい
みたいな場合ではかなり役立つ。
完全に無料で配信できる
手数料がかからず楽曲を配信できるのは良いところではある。これは上の「どっちがリリース費用持つ?」みたいなことを考えなくていい部分の理由。
具体的な仕組みとしては、
- 収益の40%を手数料として持っていかれる
ことによって、配信手数料をタダにすることができる。
まとめ
個人的には、今後の同人音楽や小規模音楽はフィジカル(CD)などのリリースに戻るんじゃないか、と思っていたりしますが、それでも手軽にサブスクで聴ける、という環境をまだ手放せないと思う。
「BIG UP!」と「TuneCore」をうまく使い分けて、この時代を一緒に乗り越えていきましょう。
それでは。
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