佐賀の巨匠「山出和仁」×「隣町本舗」対談




どうも、隣町本舗(@tonarimachi_oz)です。

 

#2分20秒の音楽 を毎週日曜日の21時に作られている山出和仁さんに会いに佐賀県は佐賀市まで会いに行きました。

 

せっかくなので事前に打ち合わせのお電話させていただいた時に、

「山出さん…差し支えなければインタビューさせていただいていいですか…?」

『あっ!全然いいすよ!』と快諾いただけました。

 

初めまして、隣町本舗です!
山出さん
わざわざ来ていただいてありがとうございます!山出和仁です!
すみません、飛行機が遅れまして…
山出さん
いえ!全くこちらは問題ないです!

 

実は成田から佐賀へのフライトで機材トラブルがあったらしく飛行機の時間が2時間遅れてしまいました…

しかし、そんなことも許していただけるほどとても物腰の柔らかい方でした。

佐賀の薄暗い街を走りながら作品にかける思い考えをお伺いしてみました。

 

お互いに初対面ではありましたが、とても快くお話いただけましたのでぜひご覧ください。


2分20秒の生まれた経緯

お昼食べる時間なかったので、佐賀に到着後大盛りローカルフードを…!

 

早速で大変失礼なのですが、改めて簡単な自己紹介等をお願いできますか…?
山出さん
いえいえ!大丈夫です!改めて言われると自己紹介が苦手ですが…2分20秒で音楽作ってます、山出和仁と言います。
僕も作らせていただいている「#2分20秒の音楽」なのですが、発端といいますか、始めた経緯とかお聞かせいただけますか?
山出さん
初めは僕もツイッターとかで曲を作ってアップしてたんですが、あまり反応がなく…笑

当時はyoutubeに曲をアップしてたのでツイッターに公開してもyoutubeに飛ばないと聴けない感じだったのがちょっとネックに感じてたんですよね。

そこで後輩の徳久くん(@daretonarandemo)と「ツイッター上で全部曲を聴けるようにしたらいいんじゃない?」という話になったので、調べたところ「どうやらツイッターでは2分20秒が最長時間らしい」とわかったので、

「じゃあ、2分20秒で完結する曲ならウケるんじゃ無いか?」っていうのが始まりですね。

今でこそハッシュタグの「#2分20秒の音楽」がありますが、やり始めた当時は違う形だったんですよね?
山出さん
初めの頃は「#140秒」っていうハッシュタグを使ってました。

ただ、フォロワーさんから「#140秒 っていうハッシュタグだとアダルトな動画が出てくるからやめたほうがいい」って言われて…笑

まじですか 笑
それ以降は今の「#2分20秒の音楽」になったわけですね。
山出さん
そうです。一番初めに作った「水の音」は結構反応も良くて…

この時はまだハッシュタグはありませんでしたが、「これいけるかも!」と続けて今に至る感じですね。

 

ちなみに2分20秒ってかなり時間的な制限もあると僕も感じていますけど、何か意識されてることってあります?
山出さん
ぶっちゃけますけど、2分20秒の音楽って全部聴いていない方もいると思うんですよね…
なるほど、ぶっちゃけますね 笑
山出さん
それでも「おっ」と思わせるためにAメロの歌い出しはかなり気を使って録ってますね。

知り合いの音楽やっている方が、曲を「イントロ」と「Aメロ」と「サビ」をパッと聴いて判断してるといっていたので、Aメロ歌い出しから心を掴まないとな、と…

確かに情報過多の時代だからこそ、パッと印象を与えないとなかなか聴いていただけないですよね…
山出さん
いかにイヤホンを着けさせて聴いてもらうかが勝負だと思ってます。

そういった意味では隣町さんのバイノーラルアンビエントなんかはまさにイヤホンを着けさせるいい方法だと思いますね!

ありがとうございます!
僕もイヤホンを着けさせる手段としてバイノーラルに手を出しましたね。
ただ山出さんの#2分20秒の音楽があるからこそ生み出せてるものだと思っていますので…

 


影響を受けたアーティストについて

 

山出さんの影響を受けてるアーティストさん等はいれば教えていただきたいのですが、
山出さん
新居昭乃さんですね。

ファンタジー系のアニメでEDを歌うことが多い方で、
僕は「まおゆう」のEDから知って、そこから色々聞いていくとはまってしまいました。
あとはラルクアンシエルですね 笑

なるほど、ラルクは山出さん世代だとドンピシャですよね。
山出さん
あ、あとはsoejima takumaさんですね。

ネットでふと音楽を知って「あ、いいな」と思ってたら、佐賀の知り合いのクリエイターさんにろはにさん(@lohani_ymbtsrz)って知り合いがいるんですが、まさかの ろはにさんの知り合いでした 笑

 

影響を受けたアーティストさんと、音楽に始めるきっかけになったアーティストさんは同じですか?
山出さん
音楽に興味が出たきっかけはMr.Childrenですね。「名もなき詩」「シーソーゲーム」とかで音楽に興味を持って…

ちょうどその頃に「ゆず」が来てたのでゆずでギターデビューしました。
でも、ゆずの『いつか』を弾いてたら、「なんか感性が違うな」と感じて…結局ラルクとかに流れていった行きましたね 笑

まさに音楽性の違いですか 笑
山出さん
誤解しないで欲しいのは、ゆずは嫌いじゃないです!ただ、音楽が明るすぎるから…
確かに、山出さんの曲も明るいというよりは物悲しいというか、しんみりするというか…
山出さん
ちなみにラルクは小学生時代にすごい聞いていましたが、中二ぐらいで、洋楽にいきましたね。

特にリンキンパークにハマりました。「ミクスチャーロックすげぇ!」って
日本だとハイスタが来てた時代ですね。

山出さんリンキンパークとか聴いてたんですね!
山出さん
ギターはパワーコードばっかり弾いてました 笑
確かにそういう音楽では技巧的なフレーズはないですもんね 笑
かくいう僕もポストロックとかハードロック坊主だったので、コードチェンジばっかり極めてましたよ 笑
山出さん
ギターを弾く話をしましたけど、楽器弾ける事がかなりDTMerとしてはステータスになりますし、強みですよね。
と言いますと?
山出さん
今までは「楽器弾けない、歌えないけど曲ができる」っていうのがDTMで、特に音楽へのハードルが下がったと思ってたんですよ…

「楽器ができなくてもDTMができる!」って言う方がウケるのかなって思ってましたけど、やっぱりそれは間違いだなって、楽器弾けないのは強みじゃ無いと気付きましたね。

 


今年フリーランスに転身して

唐津まで行き、二人でイカを

 

今年、お仕事を辞めて音楽で稼ぐ生活を始めた山出さんですが、どういうきっかけがあって辞めたのか差し支えなければ教えていただけますか?
山出さん
実は辞める前に「部署移動しないか?」って言われたんですよね。

ただ仕事ができる方ではないから「社会人に向いてないんじゃないのか…」って違和感はあったんですよ。
母親よりは先に死ななければ何でもやってみてもいいかなと思って…
まっさらな状態で一度挑戦してみたいなって思ったんですよ。

実は父親が自分と同じ年くらいに亡くなってるから、挑戦しないともったいないかなと思って…色々考えた結果辞めました 笑

ちなみに社会人に向いてないって感じたきっかけとかあります?
山出さん
会社の仕事に情熱を感じなかったですね 笑

会社の仕事だと頑張っても自分の信用じゃ無くて、会社の信用として蓄積されるから、そこに全く魅力を感じれなかったですね。

実は辞める前に社長の奥さんに直接その話をしたんですよ!
もちろんめちゃくちゃ怒られました 笑

それよく社長の奥さん言いましたね 笑
でも会社にしか信用が蓄積されないって感じた事とかあったんですか?
山出さん
初めてCD作った時に「山出和仁」という人間に信用が付いて来てくれるようになってからそう感じましたね。

毎週曲を作ってたから、その活動を見ていただいていた方から有難い事にお仕事も頂けましたし、信用がやっぱり大事だなと思いました。

その信用が「山出和仁」に蓄積していくことで僕らしく生きていけるかなって。

確かに人から信頼されるとやりがいを感じますし、必要とされていると「頑張らないと!」と自分を鼓舞できますよね!

今フリーランスとして活動されてますけど、ロールモデルといいますか、参考にされている方とかいらっしゃいますか?

山出さん
いないですね…
いないからこそ何していいかわかんないですね…笑

他のDTMerさんだとこおろぎさん(@Kohrogi34)とかロールモデルにしてる人はいると思いますが、僕はなんかなれないなと思って…

いや、そんなことはないと思いますが…!そう思う理由とかあったりしますか?
山出さん
みなさんオーディオストックとかでストック音源をたくさん作ろうとしている方とかいますけど、僕はなんか違うなーって、
オーディオストックって購入していただくとお金は頂けますけど、直接感謝されないじゃないですか…
…なるほど
山出さん
うーん…ロールモデルですか…徳久くんがいちばんのロールモデルかな…
彼はオフラインで強くて、僕はオンラインで強いという違いがありますけどね。
繋がりを意識したいって言うところでも、やっぱり直接感謝されたい!って思いますね。

 


「絶対聞かないでください!」ってツイートしてくれた方が気になります

僕の方は見てくれないアラン様

 

「ストック音源を増やしていく」みたいなDTM活動に少し違和感を感じていると言われましたけど、他に違和感というか、DTMer界隈の「これ違うんじゃないか?」みたいに感じてることってありますか?
山出さん
ツイッターとかだと「自分まだまだですけど…曲できたんで温かい目で、聞いてみてください!」みたいなのあるじゃないですか。

自信なく自分の作品を公開するするなら出さない方がいいんじゃないかなと僕は思いますね。

確かに自信ない感じで勧められてもなかなか「聴いてみよう!」とはなりませんね…
山出さん
そうですよね。応援してるのに、自分を卑下されると応援してる意味なくなるじゃ無いですか
『過去最高の曲ができました!』と毎回書いてくれたら僕も全部聞きますね。
確かに卑下して勧めると聴いてもらえる人にも失礼ですよね。
山出さん
自分の作品を謙遜して売れてる人ってなかなかいない気がしますね。
むしろそれなら逆に『絶対に聞かないでください!』くらいに書いた方がウケるんじゃ無いですかね 笑
「逆に気になるわ」って!

僕は怖いのでやりませんが…笑

 


「誰が発祥か分からなくなるといいですね」

 

今も毎週作り続けてる2分20秒の音楽ですが今後「こう発展させたい!」みたいな野望ありますか?
山出さん
僕自身としてはライフワークにしようとしてますね。

#2分20秒の音楽というコンテンツとしては、深夜の2時間DTMのような形になればいいと思ってますね。
発祥者がわかんなくなればもっとこのハッシュタグも面白くなると思います

発祥者がわからなくなるって確かにかなり大きくなった証でもありますよね!
山出さん
今だと隣町さんもやられてると思いますけど、まだまだその節はないですね…
でも、ハッシュタグとしてというより、自分の作品を広めるものとして広まれば嬉しいですね。
確かに深夜の2時間DTMも「自分はこんな曲作るでー!」っていう場でもありますもんね!
山出さん
ただ、やっぱり#2分20秒の音楽ってもう「山出和仁」の持ち物だって認識されてしまっているのかもしれませんね…
あー…確かに少しだけその節はあるかもしれませんね…
そこは僕もぜひご協力させてください…!

 


山出和仁の野望

「考えるときはたまに海見にきますね」

 

今気になるものってありますか?
山出さん
VRは来るはずなんでやっぱり市場として気になりますね。

あとはコンテンツ以外であれば音楽やってる人意外の繋がりが今は気になりますね。
絵描きさんとか、映像さんとか、雑貨作られてる人とか、音楽以外でも凄い人はたくさんいますし、お互い戦うんじゃなくて協力して何か提供出来たらなと思ってそこの橋渡しができればなと思って…

確かに今クリエイターさんの作品PVとかも作られてますもんね…!
今後の野望なんかもあれば聞かせてください!
山出さん
佐賀をクリエイターの町にする!」ですね。
目標は佐賀に1000人移住させたいですね
そして移住者が増えてきたら最終的に自分の名前が無くなるレベルで発展すると嬉しいですね
おぉ、でかい野望ですね…!
山出さん
「個人が個人で無くなる」ってことは、もうその地に根付いてるってことじゃないですか。
でも…やっぱり本音はちやほやはされたいですね

 


まとめ

 

お電話は何回かさせていただきましたが、やはり直接お話させていただくと表情などもあり山出さんが感じている事を生で感じることができました。

やはり魅力たっぷりの人で「佐賀の夕日って綺麗ですよね」と、佐賀を愛しているのがひしひしと伝わってきました。

 

また実は山出さん以外にも3deciliterさんにもお会いでき、とても楽しい時間を過ごすことができました。

その時のお話はブログに書けない内容でしたが…笑

 

山出さんが東京に来たことない!と言われてたので、その際にはまた別の話も交えて東京の面白いところもご案内しないと…と!

実際にアラン様にもお会いできました…

めちゃくちゃ美人さんでした…

 

そんな話。

 

山出和仁 HP
「〜言葉にならない余白を表現をする〜」

【Twitterアカウント】
山出和仁|作曲編曲愛猫家(@lurci_icrul)

 

 

 

それでは!














[ tonarimachi-honpo ]

「隣町本舗」という名義で音楽制作や写真、ブログを書く人。

「まち」に寄り添う作品をコンセプトに色々続けてみたい人。

twitterなどで作成した曲を随時公開中。

noteではコラムやtwitterで公開した曲をアーカイブしています。
投げ銭して頂くと…嬉しすぎて泣きます…

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